ページTOPへ

ニュース詳細

2019年08月26日(月) | SDGs

社会活動ニュース「森のがっこう体験会7月」「ハーブを植えて商品化!」

吉川運輸株式会社・大阪運輸株式会社は、年間1万人を超えるボランティア活動・社会貢献活動を支援しています。

弊社がサポートしております大塔ライフハウスプロジェクトの取り組みをご紹介いたします。
 
大塔ライフハウスプロジェクト
村上様より

森のがっこう体験会のご報告

吉川ロジスティクスグループのみなさま

いつも大塔ライフハウスプロジェクト(以下OLHP)をご支援頂き、誠にありがとうございます。
OLHP事務局の村上祥隆です。

大塔森のがっこう体験会、7月は2回開催いたしました。このうち13日(土)吉野川で開催したカヌー体験についてご報告をいたします。

今回印象的だったのは、集団行動が苦手なお子様を持つご家族です。T君は途中で何度もカヌーから下りて、小島のように浮かぶ石の上に乗ったり、ちょっとした渚のようになっている所に上陸して水や砂を触ったりしているので、どんどん進んでいく他のご家族とは離れがちになっていました。

しかしOLHPでは、予定していたスケジュールや、集団行動を優先させるのではなく、本人の気持ちや興味関心、困りごとに寄り添った支援を心掛けています。なので、食事の場所や時間も本人の思うようにしてもらいました。
「みんなと同じことをこなす」のではなく「自然のなかで、何かを感じてもらい、興味関心を深め、拡げる」ことを大切にしてほしいからです。

体験会の後にご両親から「みんなと一緒に行動するのは苦手でも、こんな風に楽しんでもいいんだなぁって、OLHPさんに教えてもらえました」と、嬉しいご感想をいただきました。

「一人一人」というのは、OLHPの介護サービス福祉サービスのキーワードのひとつです。5月~7月に5回開催した「森のがっこう体験会」に参加された25家族100人を超えるみなさんからも、この「一人一人」を大切にするという点を高く評価していただきました。
OLHPはこれからの体験会、さらに来年度の事業開始後も、「一人一人」に寄り添った支援を心掛け具体化して参ります!

       
ハーブを植えて商品化!

大塔は急峻な地形であるため元々作物を育てるのに労苦が伴います。 近年はこれに獣害(鹿、イノシシ、猿)が加わり、農業を維持することがとても難しくなってきました。そんな中、ハーブ系の植物は意外と動物が興味を示さない(嫌う)ことがわかってきました。

OLHPではハーブを将来大塔の農業の柱の一つとするべく、ハーブの植栽イベント等でもご協力いただいた「五條華のん(かのん)」の藏永さんご指導の下、地元「大塔福祉ふれあいの会」の正副会長福本さんと青山さんに、イベントで植えたラベンダーとローズマリーを収穫していただき、匂い袋(サシェ)を作っていただきました。
完成したサシェは、濃厚な自然の香りがします。しかも人工的に合成された香料等を一切使用していないのでアレルギーで悩んでおられるご家庭や小さなお子さんがおられるご家庭でも安心してお使いいただけます。

7月28日(土) 五條市総合体育館で行われたイベント「手作りアートフェスティバル」では、このサシェを大塔産の乾燥ラベンダーとローズマリーとして展示しました。販売する予定はなかったので値段も付けていなかったのですが、ハーブの匂いに惹かれてブースに立ち寄って下さった方が多数、「売ってほしい」というお声もいただき、いきなりの手ごたえに正直とても驚きました。

ハーブは獣害に遭うこともなく、まとまった農地も必要なく、一年を通じて多様な品種を育てることが可能です。また軽量で扱いやすいので、大塔で始める介護事業や福祉事業のメニューの中に組み込みたいと考えています。
ハーブを育て、収穫し、商品化し、販売する、という行程が大塔のみなさんの生きがいや収入源の一つになればとても嬉しいです!


>> 大塔ライフハウスプロジェクト Facebook
>> 吉川ロジスティクスグループの社会活動への取り組みはこちら

ニュース一覧へ